【場面指導】初心者必見!場面指導(ロールプレイ)上達の基本

場面指導・模擬授業対策

2次試験に「場面指導(ロールプレイ)」が課されているんだけど、実演系の試験はどうも苦手で…

塾長のくま太です。
場面指導やロールブレイといった試験が、主に2次試験で行われることもありますよね。
特に現場経験のない現役生には難しさを感じるところです。
ここでは、これから対策を始めたい初心者向けに、初めに抑えておくべき基本を解説します。

場面指導の出題のされ方

場面指導において問われている能力とは、「実際の学校現場で起こりそうな課題に対して、教師として対応する力が備わっているか」ということです。例えば、「体育大会で最下位になってしまい落ち込んでいるクラスに対して、担任としてどのように声を掛けますか」といったような実際的な場面を想定した課題が与えられることになります。

こうした「場面指導」の応答の仕方としては2種類あるのですが、1つは面接場面で質問されたときです。この場合は、「〇〇〇ということを伝えるために、△△△というように声を掛けます」と言ったように、面接の流れの中で受け答えをすれば問題ありません。

一方、多くの受験者を悩ませることになるのが、対応している場面を実際に演じて見せる「ロールプレイ型」の課題です。つまり、実際に目の前に児童・生徒がいるという前提で「みなさん、少しこちらに注目してください。今日の体育大会では・・・」といったように教員になりきって実演します。

数年間、講師として現場を経験していれば、自分の経験からある程度できるのではないかと思うのですが(とはいっても、実際の現場と採用試験では勝手が違うので、そう簡単ではないと思いますが)、現場経験のほとんどない現役生にとってはハードルの高い課題の一つです。

そこで、ここでは、ロールプレイ型の場面指導を上達させるために押さえておきたい基本事項をいくつか示しておきたいと思います。

場面指導(ロールプレイ)上達のための基本

その1 大事なのは「コミュニケーションの間(ま)を取る」こと

初心者の人の場面指導(ロールプレイ)で最もありがちなのが、与えられた時間、ひたすら話し続けているパターンです。例えば、3分間という時間設定だとしたら、ほとんどの時間を自分の児童・生徒への語りに費やしてしまっているといった人です。

場面指導で見られているのは、あなたが教員として児童・生徒としっかりとしたコミュニケーションがとれるかどうか、という部分です。もし、直立不動で一方的に児童・生徒に話しているだけであれば、あなたの演説を聞かされているのと大差ありません。そのようなロールプレイでは、合格点にはなりません。

ロールプレイで大事なのは、恥を捨てて教員を演じることです。目の前の面接官のことは意識せず、教室に立っていると思って、児童・生徒に話しかけてください。「Aくん、今日の体育大会の結果、どう思っている?」(少し間をおいて)「うんうん、そうだよね、悔しかったよね」といったように、児童・生徒とのやりとりを交えつつ、コミュニケーションの間を取ることが重要です。

もちろん、口調も児童・生徒に話しかけるときと同じ口調で、声のトーンも変えながらやると効果的です。演技力が必要ですが、そこは練習あるのみです。

その2 目線やジェスチャー、動きも取り入れながら

これも初心者に多いのが、その場から一歩も動かない人や、まったく意図のない(いわば癖のような)身振りや手ぶりが多い人です。ここにもやはり、児童・生徒とのコミュニケーションをとっているという意識が足りていないのだと思います。

人は、コミュニケーションを取る際に、言葉だけでなく相手の表情やしぐさなどからも多くの情報を受け取っています。そのことを意識して、意図のある動きを意識的に入れていきましょう。

といっても、そこまで動き回ったりする必要はありません。例えば、あなたがAくんに話しかけようとしているならば、Aくんがいると想定している方に1歩歩み寄るとか、クラス全体に話をするときには教室の後ろのほうにまで目線を伸ばし全体の様子を確認している雰囲気を出すとか、励ますときには「頑張ろう!」というジェスチャーを入れてみるとか、その程度のことでよいと思います。

特に、緊張したときに手でいろいろと体を触ってしまったり、「えっと」のような相槌を連発してしまったりするという人は、そうした癖がなるべく出ないように練習を重ねましょう。(意識しすぎて逆にぎこちなくなってしまわないように注意!)

その3 必ずしもいきなり本題に入らなくてもよい

例えばですが、お題を与えられて1分考える時間をもらった後で3分間のロールプレイをする、という課題だったとしましょう。実際にそういう試験はあるのですが、1分で3分の内容を1から考えることなんて、物理的に言っても無理ですよね。

ですので、導入部分についてはあらかじめいくつかのパターンを用意しておき、そこから話し始めるという方針にしておけば、いくらか心の余裕も持てます。とはいえ、「お題はその日に与えられるのに事前に準備なんてできるの?」と思われるかもしれませんが、必ずしもいきなり本題に入らなくても十分に場面指導課題はこなせます

例えば、帰りのホームルームの設定でできるような場面指導のパターンであれば、今日の出来事の中から何かをほめるというところから話し始める、というように決めておけば、スムーズにロールプレイに入っていくことができます。

一例として、「そうじをさぼっている人がいるという声が生徒から上がってきたときの対応」というテーマであれば、「帰りのホームルームという設定で」と予め面接官に断りを入れてからロールプレイをはじめ、「今日、数学の〇〇先生から、このクラスの授業の姿勢がとてもよかったとお褒めの言葉を頂きました」といった内容を冒頭に入れてみるのです。そして、「でも、とても残念な話も聞きました。それは・・・」といった形で本題に入っていきます。

上記パターンの場面指導の実践例については、下記記事を参考にしてください。

こうした導入のパターンをいくつか用意しておけば、何から話し始めるか迷うこともありませんし、落ち着いて導入部分を話し始めることで精神的にも安定してロールプレイを行うことができます。いくつかパターンを用意しておけば、本題につなげやすい導入を選ぶことで、多くのお題に対応できるのではないかと思います。

もちろん、すべてのロールプレイに通用するわけではありませんが、一つのテクニックとして参考にしてみてください。

まとめ

もしあなたが場面指導(ロールプレイ)を苦手だと感じているならば、多くの場合、あなたの独り相撲になってしまっている場合が多いと思います。実際には、その場面にはあなたを含めて対象となる児童・生徒がいるはずです。その架空の児童・生徒をロールプレイにうまく参加させることが上達の第一歩です。

そして、面接官に、あなたを教師らしく演出して見せることも意識しましょう。教員らしい身振り手振り、目線の持っていきかたを研究してみるのもいいでしょう。

そして、場面指導は実際の現場の一場面を切り取ったものでしかありません。一日や一週間といった流れの中でその場面があることを意識して、そうした流れを場面指導に組み込むことも臨場感を演出することに役立ちます。本題以外の流れから導入しつつ、本題へつなげていくパターンも練習してみましょう。

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