【場面指導】基本のテーマで実践編(その2):漠然としたテーマが出されたときの対処法

場面指導・模擬授業対策

くま太先生!
場面指導も少しずつですが、対応できるようになってきた気がします!
でも、テーマが漠然としているときに、何を話せばいいかわからなくなって内容が薄くなってしまいます…
どうすればいいですか?

だいぶ練習も進んできているようだね!
練習を積むと、自分がやりやすいテーマと苦手なテーマがはっきりしてくるよね!
今日は、意外とみんなが困ってしまうような漠然としたテーマの対処法について考えてみよう!

漠然としたテーマの場面指導の例

前回の場面指導対策の記事では、基本のテーマとして「学級全体に指導するテーマ」を扱いました。(まだ読んでいない人は、下記リンクからチェック!)

指導するような場面指導では、指導する内容が具体的に示されますから、指導方針も具体的に考えることができますよね。

ところが、テーマが漠然としていて、逆にどんなことでも話せてしまいそうな場面指導だと、途端に何を話していいかわからなくなって、あまり中身のない話をして終わってしまうこともあります。そこで、今回は、漠然としたテーマの対処法について考えてみましょう。

漠然としたテーマの例を挙げてみます。

  • 今日は始業式(終業式)です。クラスの子どもたちにどのような話をしますか?
  • もうすぐ夏休みです。子どもたちに夏休みの過ごし方について話をしてください。
  • 受験の時期が近づいてきました。生徒にどのような話をしますか?
  • 勉強がつまらないという子どもに対して、どのような話をしますか?
  • 将来やりたいこともなくて進路も決められないという生徒がいます。どのような話をしますか?

こうした場面指導で困るのが、何を話してもそれなりに成立してしまう=指導方針が立てにくく話のまとまりがなくなってしまうということです。採点者から見た時に「結局、何を伝えたかったのかがわからなかったな…」という印象を持たれてしまうのです。

こうした事態に陥らないように、話す内容を絞っていくことが重要です。

テーマが漠然としているときの場面指導の対処法

以前、面接対策で書いた記事の中で「大きなテーマには小さく答える」というコツをご紹介したことがあります。

場面指導での対処法も、この考え方に近いです。漠然とした大きなテーマが出された時ほど、話すべき内容を絞って具体的に話すことが必要です。

例えば「もうすぐ夏休みです。子どもたちに夏休みの過ごし方について話をしてください。」というテーマを例にとって考えてみましょう。

計画的に宿題をやること、危ない場所には近づかないこと、知らない人についていかないこと、食中毒などに気をつけること、早寝早起きをして正しい生活習慣を維持すること、SNSの利用方法に気をつけること・・・等々、話すべきことを考えるとキリがないくらいあります。しかし、これらをただ羅列して話すような場面指導をしたとしても、おそらく聞いている人の耳にはほとんど残らないでしょう。

ここでやるべきことは、具体的にテーマを絞ることです。例えば、「今日は夏休み中の過ごし方についてお話します。注意してほしいことはたくさんありますが、今日はその中でも絶対に守ってほしいことを2つお話ししたいと思います」のような形にして、トピックの数を最初に提示しておくのも効果的です。

可能であれば、「〇年生という設定で指導させていただきます」という形で、最初に学年設定などを指定すると、聞き手としても話が入ってきやすくなると思います。ただし、根拠のない設定はやめましょう(後で面接官から突っ込まれることもあるので)。

また、話の内容は具体的な場面設定をしながら進めるのが良いでしょう。「例えば、もしLINEとかツイッターで知らない人から「会いたい」とメッセージが来たら、みんなならどうするかな?」みたいな形で、必ず子どもたちとコミュニケーションを取りながら進めていきましょう(このあたりの基本テクニックは、こちらの記事へ→【場面指導】初心者必見!場面指導(ロールプレイ)上達の基本)。

あるいは、自分自身の体験談なども織り交ぜると、話の内容にメリハリがつくと思います。子どもたちに伝えるべきことをしっかり絞り、かつ、子どもたちの耳に残るような話し方、内容、コミュニケーションを心がけることが重要です。

まとめ:トピックを絞って具体的に!

漠然としたテーマの時ほど、話す内容の絞り込みと具体性を意識しましょう。学年設定などを自分で指定すると、より具体的な話ができる場合もあります。話すべきトピックは、場面指導の時間設定にもよりますが、2~3つといったところでしょうか。

どちらにしても、時間が限られていますので、伝えられることには限りがあります。伝えるべきことがたくさんあると思っても、欲張りすぎずにトピックを絞ることです。実際の教育現場では、その場面だけで指導が終わることはありません。どのような課題にしても、継続的に、回数を重ねながら指導を行うものです。今回の場面指導だけですべてを伝えられなくても構わないのです。

また、どのようなパターンのテーマでも基本は同じですので、子どもたちとのコミュニケーション、目線やジェスチャーを取り入れて「教師らしく立ち振る舞う」ことだけは忘れないでくださいね!

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